2024/10/23 15:18
ハリー・ウィンストンの「オーパス(Opus)」シリーズをご存知ですか?2001年から始まり、毎年異なる独立系時計師とコラボレーションし,既成概念にとらわれることなく時間の新しい表現方法を提案しています。以降毎年発表をし続け、2015年オーパス14を発表後、その後発表されておらず新作のオーパス15の誕生が待たれています。
今回はそれぞれがユニークで革新的なデザインと技術を特徴としてシリーズをちょっとご紹介します。
知ってる独立時計師いますか?
1. Opus 1 (2001)
コラボレーション:フランソワ・ポール・ジュルヌ (François-Paul Journe)
特徴:最初のモデルで、「クロノメーター・レゾナンス」、「トゥールビヨン・スヴラン」、そして「オクタ・パワーリザーブ」の3モデルをベースに、それぞれ6本、計18本がそれぞれユニークピースとして作られました。コラボはHWのみらしいですね。
2. Opus 2 (2002)
コラボレーション:アントワーヌ・プレジウソ (Antoine Preziuso)
特徴:パワーリザーブ、パーペチュアルカレンダー、ダイヤモンドの3種。110時間パワーリザーブ、トゥールビヨンとレトログラード・パーペチュアルカレンダー備え、非常に洗練されたデザイン。息子さんも大活躍されてるプレジウソ。
3. Opus 3 (2003)
コラボレーション:ヴィアネイ・ハルター (Vianney Halter)
特徴:6つのウィンドウから覗く、それぞれ色分けされた数字をが、時(青)、分(黒)、日付(赤)を表す。 デジタル表示を採用し、時刻を機械的に数字で表示する非常に革新的な時計。デザインも未来的。
4. Opus 4 (2004)
コラボレーション:クリストフ・クラーレ (Christophe Claret)
特徴:片面はトゥールビヨン、ミニッツリピーター、ムーンフェイズとポインターデイトを搭載。複雑な機構を持つ。ケースはプラチナ製。
5. Opus 5 (2005)
コラボレーション:フェリックス・バウムガルトナー (Felix Baumgartner)
特徴:サテライトアワー(回転式時間表示)3つのブロックがそれぞれ立体的になって時間を表示します。伝統的な表示方法にとらわれないユニークな設計です。
6. Opus 6 (2006)
コラボレーション:グルーベル・フォルセイ (Greubel Forsey)
特徴:傾斜トゥールビヨンを持つモデル。複雑なムーブメントと斬新な構造。
30度傾けたのトゥールビヨン。傾けたことによりどんな姿勢でもテンプが安定するようにしたムーブメント。
7. Opus 7 (2007)
コラボレーション:アンドレアス・ストレーレル (Andreas Strehler)
特徴:リュウズの操作によりディスクが回転し、オンデマンドで時間や分、パワーリザーブを表示する交互表示システム
を採用しています。
8. Opus 8 (2008)
コラボレーション:フレデリック・ガリノー (Frederic Garinaud) & Cellini NYC
特徴:デジタル形式の時間表示が特徴で,右サイドレバーを下げると5秒間だけ時間とA M /PMが浮かび上がり分表示は5分刻みという遊び心満載の時計です。
9. Opus 9 (2009)
コラボレーション:ジャン=マルク・ヴィデレッシュ(Jean-Marc Wiederrecht) & Eric Giroud
特徴:宝石を使ったチェーン状の時間表示。スクエア型ケースの左右に各1本、33個のバゲットカット・ダイヤモンドとマンダリンガーネットで作られた2本のチェーンが埋め込まれており、これが回転して下から上へと移動することで時分を表示する
10. Opus 10 (2010)
コラボレーション:ジャン-フランソワ・モジョン(Jean-François Mojon)
特徴:文字盤と針に代わって、回転するフレームに取り付けられたインジケーターにより時刻を表示するのである。見るからに複雑な、このシステムの要(かなめ)となるのが4個の遊星歯車。これによってフレームが一回転する間に各インジケーターのダイアルが反対方向に回り、フレームがどの位置に来ても、常に同じ向きであり続ける。
11. Opus 11 (2011)
コラボレーション:デニ・ジゲ (Denis Garcia)
特徴:ケース側面に2つの窓を備え、10分、1分単位をジャンピングディスクで表示します。60分ごとにドーム型の中央で24枚のプラカードが回転しながら時間を表示する複雑な装置になってます。
12. Opus 12 (2012)
コラボレーション:エマニュエル・ブーシェ (Emmanuel Bouchet)
特徴:この時計のレトログラード針は5分ごとに進み、元の位置に飛び戻ります。メインの分針は5分間隔で回転し、時刻を変化させます。1時間ごとに下側の針が飛び出し、針を回転さえブルーの針は現れては消える独特な動きをします。
13. Opus 13 (2013)
コラボレーション:ルドヴィック・バルアー (Ludovic Ballouard)
特徴:ジャンピングアワーミニッツで180度回転する11本の針による時表示(12時と24時を除く毎時で 回転)41度回転する59本の針による分表示そして正午と 真夜中にダイヤル中央のスライド式シャッターが開き”HW”ロゴ が表示されます。
14. Opus 14 (2015)
コラボレーション:フランク・オルニー&ジョニー・ジラルダン( Franck Orny & Johnny Girardin)
特徴:ジュークボックスにインスパイアされたデザインと複雑な機構を持つ時計で、ケースにローカルタイム、GMT、日付、HWが刻まれたディスクを選択できるシステムが組み込まれています。9時位置のセレクターでディスクを選び、プッシュボタンで操作することで、ディスクが表示されます。2つのパワーリザーブにより、時刻表示とディスクの作動を別々にサポートします。
「時計とは?」と考えさせられるハリウィンストンのオーパスシリーズ 実際に見てみたいですね。どれも複雑すぎて…😅